育休ママの徒然日記 

第一子育休中に第二子を授かるも、システィック・ヒグローマと診断。出産や育児、復帰に悩む日々について書きます。

NT

 

※システィック・ヒグローマと診断される直前、NTについて指摘された際の日記です※

 

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妊娠12週の妊婦検診。

お腹の赤ちゃんは今回どんな格好かなと思い、わくわくしながら内診エコーに臨みました。

 

心臓が規則正しく動いているのがわかり、とりあえずひと安心。

今日は足を伸ばしてるな、あんまり動かないから寝てるのかな…とほほえましい気持ちでエコーを見ていると、先生の動きが止まりました。

急にじっくりと赤ちゃんを見はじめ、

 

「首の後ろから背中にかけてむくみがありますね…」

 

言葉の意味が理解できませんでした。

 

「首の後ろの透明な部分、ここがむくみです。おそらくリンパが溜まっていますね。

このむくみの部分をNT(nuchal translucencyと言います」

 

むくみの意味がわかりません。

 

「つまりどういった恐れがあるんですか?」

「まだ確定ではありませんが、染色体異常の可能性があります。先天的奇形の疑いがあります」

 

奇形…

そこまで聞いても理解できませんでした。

でも、頭が真っ白になって、涙が出そうになりました。

 

「詳しい診察は院長が行います。休診日ですが明後日また来てください」

 

呆然としたまま、病院を後にしました。

長女を一時保育にお願いしていたため、迎えの時間までNTのことを調べました。

そして、NTについて以下のことがわかりました。

 

  • NTがあること自体は特別ではなく、どの胎児にもある
  • NTは通常3.5mm以内だが、それ以上になると染色体異常など先天性奇形の疑いがる
  • NTが厚い場合、ダウン症や染色体トリソミー・ターナー症候群・その他の染色体の病気の疑いがあり、心臓や骨・内臓などに先天的な異常があることもある
  • NTが厚いからと言って必ずしもダウン症などの病気が確定するわけではない。ただ、確率があがる

 

つまり、ダウン症の疑いや先天的な体の異常がある可能性が高いということです。

NTが5mm以上あっても50%の赤ちゃんは正常に生まれるともいわれているそうです。

それでもNTが厚いということは、あなたの赤ちゃんに異常がある確率がぐんと高くなりましたということです。

 

 

でも、まだ確定じゃない。

明後日の院長先生の診察では、NTが厚いのも見間違えかもしれない。

考えすぎちゃいけない。

悲しさで心がいっぱいになりましたが、思考回路を無理矢理止めました。

 

仕事中の夫に現状の説明をし、明後日は有休をとって病院に同行してほしいとLINEして、長女を迎えに行き家に帰りました。

とにかく、明後日まで何も悲観してはいけない。

考えちゃだめだ。

 

 

それから2日後の診察まで、私はできるだけ楽観的にいようとしていました。

しかし、院長先生の診察は想像を超えるものでした。